iPhoneやiPadでテレビを見よう

2014年4月19日

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iPadやiPhoneって便利なんだけど、どうしてもワールドワイド仕様に縛られる場面が出てくる。
ソフトウエアでは十分日本仕様なんだけど、ハードは世界中で同じ仕様となるものしか積んでいない。国内メーカーだと標準装備も多い「テレビ機能」もiPadやiPhoneは非対応。これは国ごとにテレビ放送の規格が異なるからなんだとか。ただ、これを別売のチューナを置けば実現できるらしいので、実際に試してみたぞ。


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Softbank SELECTIONのチューナ

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家電量販店で買ってきたチューナがこちら。型番はSB-TV04-WRIPで、パソコン用チューナでお馴染みのピクセラが作っているみたい。左のiPhoneと比べると結構大きめで僕が中学時代に使っていた弁当箱くらいのサイズがある。スタンド付属で、立てて使うことも可能。

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背面の接続端子はこちら。左から、電源、アンテナ入力、B-CASカード、有線LAN、録画用USBとなっている。僕の使い方だと、電源とアンテナを繋げばOK。録画もしたい人は市販のUSBハードディスクも繋ごう。

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B-CASカードと言うと最近のテレビに刺さっている大きなカードを想像していたのだが、 今は携帯電話のSIMカードくらいのとても小さなサイズになっていた。これ一枚で地デジ・BS・CSに使えて、付属しているものを差し込む。

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キャップで封印してあったんだけど、USBポートがもう一つ出てきた。2台のUSB HDDを繋げるとか…では現時点では無く「拡張用」だそう。

iOSアプリは無料

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App Storeから「エリアフリーTV」をダウンロード。Slingboxなど似たようなデバイスのアプリは有料(しかも結構高い)なものが多い中、コイツは無料。初期設定含めて、全てこのアプリから操作を行います。

接続パターンはこんな感じ

チューナをアクセスポイントにする

ルーターに無線機能が付いていない、付いていても別でアクセスポイントとして使い時はこちら。有線LANでルータを繋ぎ、iPhoneをチューナ本体に貼り付けてあるSSIDとパスワードを使ってチューナに無線接続する。
これでテレビもネットも楽しめる。
※自分の好きなSSIDに変更が出来ないっぽい。。

チューナを端末にする

すでに無線LAN環境がある場合は、チューナとiPhoneを無線ルーターに接続させる。これで他の無線設定を何も変更すること無く、チューナをネットワークへ追加できる。
もちろんテレビもネットも楽しめる。僕はこの方法で設定した。
※チューナとルーターの間は無線でしか繋げず、有線では繋げないっぽい。。

画質は良好!auでもツナガルよ。

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初期設定を済ませると、視聴が開始。
あれれれ?写真がへんだぞ?とお思いの方、そのとおりです、スミマセン。こういうのって勝手にアップしたらダメらしいのね。だから塗ってみました、ゆるしてください。

ワンセグと比べるまでもなく高画質、DVDと比べてもこちらのほうが高画質です。お見せできないのがくやしい。スペックによると、最高1280×720のハイビジョン(フルではない)で送ってきてるみたいです。きれいです。

ちなみに、回線品質に合わせて画質をダイナミックに調節する機能は無く、起動時に3種類の中から選ぶとずっとその画質で見られます。

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番組表もこの通り。テレビで見るのと同じ感じで見られます。ここから録画予約も可能。

ちなみに販売メーカーがSoftbank SELECTIONといかにもソフトバンクっぽいけど、auのiPadでもiPhoneでも問題なく視聴できております!

外出先でも楽しめる?

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Softbank SELECTIONからは似たようのなシリーズとしていくつか出ているが、コイツの特徴は「エリアフリー機能」、家の外でもテレビが楽しめるというのだ。ローカルエリアのネットワークを飛び出して、インターネット上からでもチューナと接続できるんだとか。

ただし!インターネットに無線LANで繋がっていないと使えないのだ。。 要するに、3GやLTEといった携帯キャリアの回線では一切見られない。アプリ起動時にWi-Fiか携帯回線かをチェックしているようだ。
なので、力技、iPhoneのテザリングをONにしてiPadをWi-Fi接続するとiPadでいとも簡単に見ることが出来る。もちろんこの場合、iPhoneで見ることは出来ない。

無線LANにさえ繋がっていれば実家でも海外でもどこでも見られるのは嬉しいところ。

録画はTS専用、裏番組対応

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チューナは2つ積んでいるようで、裏番組録画に対応。録画中でも他の番組を見ることが可能です。2TBのハードディスクで地デジなら260時間以上録画可能。俗にいうTSモード専用で、再圧縮する機能はないです。視聴していないからと言って、ダブル録画は出来ません。

ちなみに2台同時視聴は無理でした。アプリを先に起動させたほう(iPad)は見続けることが出来、後から起動した方(iPhone)は黒いまま。iPadのアプリを終了しても勝手にiPhoneで映ることは無く、アプリの再起動で再接続しました。

タイムラグは4秒~

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リビングのテレビとの時間差を見てみると、ローカルネットワーク上でおよそ4秒遅れる。画質モードやネットワークの距離でも変わってくるだろうが、これくらいなら許容範囲で問題なし。

イマイチポイント

痒いところに手が届かない…

「SSIDが変えられたなら…」「有線でルーターにぶら下がれたら…」と設定の面でもうひと押しなのは否めない。
せっかく5GHzのWi-Fiアクセスポイントになれるのだから、もうちょっと設定が柔軟であれば嬉しいな、ピクセラさんw

故障…?初期化で直った

iOS(iPhoneやiPadのソフト)がバージョンアップした時に、チューナに接続できなくなってしまった。結局、初期化し、イチから設定しなおせば元に戻った。なんだかよくわからないが、にっちもさっちも行かなくなったら初期化だ!
ただ、もし海外在住の人とかだと日本で初期化できないからこういうのは何とかならないものだろうか。。

まとめ:Apple端末で見れることがすごい。

接続にはDLNAを使っているらしく、他のDLNAクライアントからはチューナーやチャンネル情報まで見えている。が実際の視聴は出来ない。逆にアプリから他のDLNAサーバーにアクセスすることも出来ない。

…というマニアックな独り言は置いておいて、今までもはや諦めの域だったiPhoneでのテレビ視聴がコイツで可能になるのは嬉しいところ。しかも、回線さえ安定していれば都内だろうが海外だろうがかなりの高画質で見られる。僕のようなテレビっ子な方には是非ともおすすめしたい1台ですよー

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