がんばれ放送部 2 カメラの設定を確認しておこう

2014年6月3日

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全国の放送部員のみなさまこんばんは、よしです。今回は「がんばれ放送部」シリーズ第2弾としてビデオカメラの基本設定を見ておきたいと思います。


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基本的な設定を確認しておこう

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前回同様、SONYのハンディカム HDR-CX720Vをもとに説明していきます。同じSONYのハンディカムシリーズだと設定画面は似ているハズです。メーカーが違っても、表記こそ違えども同様の設定項目を頑張って探してみてください。

撮影モード中にMENUボタンをタッチするとこんな画面になります。本体の設定や、撮影時のカメラ調整含めて全てこのMENUから行います。

セットアップ

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まずは右下の「セットアップ」を見てみましょう。たくさんの項目があっていきなり目が回りそうですが、とりあえずチェックするポイントだけ書いておきます。その他の項目は取り説を見ながら皆さんでお願いします。

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  • メディア切替 : メモリーカード

前回の記事でお伝えしたように、メモリカードに収録したい時はこの項目を切り替えましょう。買ったままだと内蔵メモリに録画する設定になっています。

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  • リモコン : 切

アクセサリの赤外線リモコンで録画開始・停止などの操作ができるから便利!なんだけど、たとえばコンテスト会場なんかでSONYのビデオカメラがたくさん並ぶと、他人がリモコンを操作で意図しない動作をする可能性があります。便利だけど、ここは使わないことをオススメします。

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  • エコモード : 切
  • デモモード : 切

エコモードは、しばらく無操作だと自動で電源をOFFにする機能です。セッティングやリハーサルなど録画しないけど、カメラの電源を入れている時間があるかと思うのでコチラは切っておきましょう。あわせて店頭展示用のデモモードも切っておきましょう。

画質・映像サイズ

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次はMENUの中の「画質・映像サイズ」をチェックしましょう。

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  • 録画モード : 高画質FH
  • フレームレート : 60i
  • HD/STD設定 : HD画質
  • x.v.Color : 切

必須項目はこんな感じでしょうか。

録画モードは環境に合わせて変えてもらってOKです。画質を上げると動画のファイルサイズが大きくなるというトレードオフ関係です。また、編集機の性能によっては録画モードの画質を上げると、動作が遅くなったりストレスを感じることがあります。必ず実使用の前にそのモードで試し撮りして編集上問題ないかを確認して下さいな。

フレームレートとは1秒間に何枚のパラパラ漫画にして収録するかの設定です。通常60iで問題ないかと思います。24pや30pに減らすと映画やドラマっぽくなり、逆に60pにできるカメラも最近出てきています。ただ、これも編集ソフトが対応している必要がありますし、1つの番組の中でフレームレートが変わる(複数存在する)のは良くないので変更する際はきちんと検証してください。また、コンテスト向け撮影する場合、作品提出ルールに合わせて設定することをオススメします。

HD/STD設定は、ハイビジョン(HD)か昔のSD画質かの設定です。まぁHDで問題ないでしょう。もしSD画質で作品提出をする場合も、HDで収録・編集しておいて最後に変換すればOKです。作品を4:3画角で作りたいなら切り落とされる領域を意識して撮影をしないといけませんね。これはまた後日、お話しましょう。

x.v.Colorとは、対応のテレビでさらに綺麗な色が出せる規格だそうですが、対応テレビでないと意図しない色が出たりするかも、だそうです。編集する時点で影響が出ては困るのと、コンテスト向けだとして審査する環境がx.v.Color対応なのかが不明なことを考えると切っておくのが良いかと思います。

まとめ:分からなくてもまず設定w

おつかれさまでした。今回はちょいと難しい内容になってしまいましたが、今は分からない部分もとりあえずこのまま設定してもらえればOKかと思います。 また、使ううちに勝手に設定が変わることは無いので、まずこの設定にしておいて、後から勉強で十分です。

ここまで設定できたら何でもいいので試し撮りしてみましょう。試しに撮って、試しに再生してみて、試しに編集ソフトに読み込ませてみてください。実際に番組作りに入るまでに、編集を終えて書き出すところまで一連の流れを試してみることをオススメします。

次回は実際に取材・収録現場で本番前にオススメするカメラの調整をご紹介します。



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